キャンプの醍醐味である絶景キャンプ
関西出身の私にとっては、富士山とは何度見ても感動する「絶景」です。
富士山周辺には無数のキャンプ場がありますが、
あまりに多いのでその中から選ぶのは非常に大変です。
さらに富士山が見えるサイト となると選択肢は意外と限れらます。
今回はいわゆる聖地と呼ばれるふもとっぱらキャンプ場の魅力と攻略法をご紹介します。
基本情報
宿泊施設と宿泊料金
メインは広大なフリーサイトです。
その他デイキャンプや宿泊施設もあります。
料金は年中一律で、繁忙期料金などはありません。
予約可能
現在は、感染対策の為完全予約制です。
車両ごとに予約が必要で車両ナンバーも入力します。
※登録していない車は入場できませんのでご注意ください
土曜日の予約を取るには?
そしてこの予約が過酷です。大変です。熾烈です。
特にコロナ禍の現在は予約数を1/3まで減らしているそうです。
こちらは3ヶ月先の予約状況(2022/4/22現在)ですが、土曜日だけが埋まっています。
私のような土日休み一般キャンパーにとっては非常に悩ましいのが、土曜日の予約を取るのが大変!ということです。
キャンセル待ちもありませんので、HPとにらめっこです。
ただ、ありがたいことに予約の開始時間を公式HPに記載してくれています。
基本的には「1週間ごと 毎週水曜 午前10:15 より 受付開始」
なら大丈夫か!と思ったみなさま、先にお伝えしておきます。
30分程で予約は埋まります。
聖地とよばれる大人気キャンプ場です。
特にキャンプハイシーズンは秒で終わります。
グルキャンの時は、先に日を決めずに予約できた日にいくのが無難ですね…
キャンセル料
キャンプ場利用の場合は、キャンセル料は発生しません。
前日17時までに、オンラインでキャンセルが可能です。
ただし、宿泊施設は1週間前から50%、当日100%かかります。
チェックイン&チェックアウト
チェックインは、8:30~17:00(17時以降は車両移動も禁止)
チェックアウトは、翌日14:00まで(これが最高!是非昼ご飯も持って行ってください)
この時間を見ると、ワックワクで早くついて設営したいところですが、
オススメは意外と昼前くらいかと思います。
ふもとっぱらは基本がフリーサイトなので、前日インの皆様がチェックアウトする昼頃になるといい感じの場所がポツポツ空いてきます。
事前にサイトマップからある程度この辺!というのを決めておいた方がいいです。
アクセス
キャンプ場が非常に多いエリアです。
住 所:〒418-0109 静岡県富士宮市麓156
電話番号:0544-52-2112
車の場合
河口湖ICから約40分 道中に買い出しできる店も多いです
電車の場合
富士宮駅か、河口湖駅から富士急バスでグリーンパーク朝霧へ
その後、徒歩約30分で一応行けます。
ただ、本数が少ないですし、公式も車での来場を推奨するくらいには大変です。
それでも行くという方は → 富士急バス路線図
フリーサイト
ひらすらに広大なフリーサイトが広がっており、
ほぼすべてのサイトから富士山がドーンと見えます。
オートサイトなので車のまま乗り入れ可能です。
※直火と場内に単体で生えている木を守る為、樹冠内の設営は禁止です
↑の場内マップは受付でもらえます。
人気エリア
人気なのは、設備が集中している草原中央トイレ付近です。
グルキャンでそれなりの人数ならこの辺りが候補になります。
私のようなソロキャンプの時は、比較的空いてる富士山付近エリアや林間付近が快適かもしれません。
富士山付近の奥に行くと、牛などが見える牧歌的な景色はそれはそれで魅力的ですが…
近づくにつれて、堆肥場の匂いも気になりだします。
推奨ペグ
基本的には芝生ですが、芝生の下には石や岩が敷き詰められており、意外とペグが刺さりません。
通常のアルミペグだと若干心もとないので、いわゆる「ソリッドステーク」みたいな鋳造ペグがあると安心です。
ふもとっぱらのフリーサイトは防風林となる木々が少なく、風がかなり強いです。
アルミペグしかない場合は、念のためその上から岩で抑えたり対策した方がいいです。
私のように自分のテントが倒壊していくのをただ眺めるのは、わりと悲しい風景です。
場内設備
設備や見どころが非常に多いのもありがたい点です。
管理棟と売店
営業時間は8:30~17:00です。
この売店が楽しいので是非覗いてみてください!
キャンプ定番グッズや、オリジナルグッズ、食材なども置いています。
ロックアイス1kg300円、ビール350円、あさぎり牛乳180円。
OD缶700円、CB缶200円
こちらのオリジナルステッカーは、1枚500円。
売店の主役はジビエ
ふもとっぱらに行った際に是非お試しいただきたいのが鹿肉です。
実は、ふもとっぱらの敷地内には鹿肉加工処理施設があり、周辺に生息するニホンジカを捌いたお肉をいただけます。
迅速丁寧な処理がなされており、臭みがほぼありません!
かなり感動したので、こちらは是非お試しいただきたいです。
その他、朝霧高原放牧豚も楽しめます。
「ストレスフリーの放牧環境で育てることによって、臭みのないさっぱりした味わいを楽しめます。特に脂身の美味しさには定評があります。」
公式HP売店 | ふもとっぱら (fumotoppara.net)
だそうです!食べればよかった…
薪
針葉樹1束500円
広葉樹は一回500円の詰め放題
アクティビティ
電動バイク、マウンテンバイク、セグウェイの3種類があります。
セグウェイが特に面白そうだと思いますよね!
ちなみに1日3回のツアーで2時間で8,800円です。(ちょっと高いかな…)
ゴミ捨て場
燃えるゴミは有料(1袋100円)ですが、それ以外の缶、瓶などは無料で捨てられます。
出口付近に有るので、チェックアウトのついでに処分する感じですね。
※不燃物は持ち帰りです
トイレ
舎トイレ:フリーサイトの入り口付近で、ゆるキャン△の「デカイ顔」で有名
草原中央トイレ:フリーサイトの中央のメイントイレ 2019年7月にできたばかりで、大きめの炊事場もあります。
周辺施設
最寄りのコンビニ、スーパー
ファミリーマート富士宮朝霧店が、車で5分
スーパーではないですが、道の駅朝霧公園が、車で10分
この道の駅朝霧公園が非常にオススメな点は、富士山がドーンと見える立地、
食堂や、特産品・野菜の直売所だけでなく、なんとアイスクリーム工房があります。
道の駅としてのポテンシャルも高いので、キャンプ以外のツーリングで近くを通った際も立ち寄りたくなります。
買い出しスポット
河口湖ICから行くなら、マックスバリュ富士河口湖店がオススメです。
なんせ広い!薪をはじめキャンプに必要なものはすべて揃う勢いです。
私は隣接するスポーツデポ フォレストモール富士河口湖店で鋳造ペグを購入していきました。
さらにダイソー フォレストモール富士河口湖店もあり、言うことなしです!
観光スポット
まかいの牧場:車で15分
羊と触れ合いながらのソフトクリームが最高です。乳製品やソーセージも売ってます。
白糸の滝:車で20分
キャンプついでにマイナスイオンを全身で浴びて、全ストレスを浄化できます。
温泉
最寄りは風の湯が車で15分ですが、夕方はかなり混むようです。
翌日でいいや~という人は若干遠いですが森のなかの温泉 なんぶの湯 がオススメです。
館内が非常にきれいでサウナや漫画も充実!一人用ハンモックやyogiboなどゆったり過ごす為の設備にかなりセンスを感じます。教えたくないくらいです(笑)
僕は昼から夕方まで漫画を読んでしまい若干焦ったくらいです。
注意点
中心の炊事場が遠い
設営する場所によるのは当然ですが、どうしても人気エリアを避けると南側の奥の方まで行く必要があります。
場内には小さい水場(飲用水)があるので、ソロくらいなら問題ないかなーと思います。
ですが、冬場はお湯で洗い物したいですしキレイなトイレも中心にあります。
離れたサイトなら、散歩がてらと思って渾身の移動にした方がいいです。
山の天気は変わりやすい
天気予報では終始晴れだったのですが、夜になるとスコールのごとく雨に打たれました。
タープとか持ってないし、焚き火消えるし、トイレ行けないし…
と初心者だった私に雨という試練が降り注ぎました。(おかげでレベルアップしました)
気にしていただきたいのは、
雨は降る、思ったより寒い
この二点です。
虫と牧歌的な匂い
やたらと虫多いなーとなんとなく思ってましたが、
近くには湖と堆肥場というロケーションが虫にとっては過ごしやすい環境なのでしょうか。
当時は蚊取り線香すら持ってなかったので(←初心者以前の問題)焚き火ガンガン燃やすという対処をしました。そして雨に打たれました。
現在はパワー森林香というチート蚊取り線香を手に入れたので、必ず持っていきます。
設営場所でも変わるとは思いますので、設営前に確認いただいた方がいいかも知れません。
感想(まとめ)
- 土曜日の予約がとにかく取れない大人気の聖地です。
有給使って土曜日を避けられるならその方が絶対いいです。
急な雨に打たれる。強風にあおられる。どちらもあるある中のあるあるです。 - ただ、圧倒的な富士山の存在感!それだけでもかなりの満足度を得られます。
行ったことないという方は確実に感動します。(マジです)
場内には逆さ富士が見られる(かもしれない)スポットや、夕焼け朝焼けに照らされる富士山などもあり、一日中富士山を見ても飽きないから不思議です。
- 値段も安く、グッズやジビエを楽しめる独自の運営にもキャンプへの愛を感じます。
富士山を見られるキャンプ場は多く存在します。この辺りもめちゃキャンプ場あります。
ただ、ふもとっぱらキャンプ場には富士山だけでなく、ジビエやオリジナルグッズ、アクティビティもあり、翌日のチェックアウトも14時と余すことなく富士山を感じられます。
行ったことない方や、これからキャンプを始められる方には特にオススメです!
キャンプやってみたい!という友達を連れて行くのにもベストなキャンプ場だと思っています。
富士山キャンプの選択肢として、少しでも参考になれば嬉しいです。
あー!キャンプ行きたい!
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