初めて見たキャンプ動画はヒロシさんでした。
それまでキャンプと言えば、小さい時に家族で行ったワイワイしたやつを想像していましたが、ヒロシさんのキャンプは違いました。
「無骨」
キャンプというよりは野営!サバイバル!という雰囲気に男心をくすぐられ倒しました。
そしてすぐにキャンプ道具を買い漁り、見よう見まねでソロキャンプを始めました。
それと同時にどうしても行きたいキャンプ場ができました。それが
道志の森キャンプ場
まるでサバイバルをしているかのような圧倒的な雰囲気。そして清流と森に囲まれた広大なフリーサイト。すべてが私の感性を刺激しました。
前置きが長くなり申し訳ございませんでした。
ここまでの熱量になるほど魅力的なキャンプ場ですが、初見殺しともいえる注意点が多いのもこのキャンプ場の特徴です。
今回はブッシュクラフトキャンパーの聖地とも呼ばれる道志の森キャンプ場の魅力と攻略法をご紹介いたします。
基本情報
宿泊施設と宿泊料金
メインは広大なフリーサイトです。
その他デイキャンプや宿泊施設もあります。
バンガローは一人 2,200円(食事付は4,500円~)です。
主に土曜日、連休が繁忙期扱いです。
「巡回時」については、チェックインの欄でご説明します。
フリーサイトは予約不可なので、キャンセル料はありません。
バンガローの場合は電話でキャンセルが可能です。
・1ヶ月前~1週間前:料金の30%
・6日前~2日前 :料金の50%
・前日・当日 :料金の100%
チェックイン&チェックアウト
- チェックインは9:00
- チェックアウトは翌日12:00
サイトが決まったら、管理棟でチェックインを行います。
あまり無いかもですが、チェックイン時に管理棟が開いていない場合、後から料金を支払う方法があります。これが巡回時の受付です。
道志の森キャンプ場では、1日2回スタッフの方が巡回されています。夜はだいたい20時くらい?チェックイン時に受け取った領収書を確認されますが、この時に支払をすることもできます。
予約不可
一番の初見殺しポイントはこの大人気なのに予約不可というところですので、今日はここからご説明する「入るまでの注意点」だけでも覚えていってください。
特に週末はあまりの過酷さに、慣れてる方は前日入りされる方がほとんど。土曜日インの時点で結構場所の選択肢は少ないです。
フリーサイトなので、施設が集中する中心エリアから離れて設営することも可能ですが、現在進行形で拡大しいてるサイトの端の方は安全とは言い難いのでオススメはできません。
土日休みキャンパーは、日曜昼アウトされる方のサイトを狙って、月曜日有給取って行くのが一番いいと思います。(私は毎回そうしてます)
何時に行けばいい?
結論から言いますと、基本朝7時!いちかばちかで11時!です。
まずは公式HPの基本情報をご確認ください。
夜22時~朝07時まで、場内への車乗り入れは出来ません。
公式HP
※入場待ちをする待機場所はありません。
※所管庁の指導により公道上にて入場待ちしている車両は移動をすることとなります。
つまり朝7時から入場できますが、この朝7時にはたくさんの方が入口までの道に並びます。
上述の通り前日入りされる方が多いので、キャンプシーズンの土曜日などは遅くとも朝7時には到着するべきです。
もう一つはチェックアウトの12時前に到着してうま~く入れ替わる方法です。こちらを「いちかばちか」と表記したのは、このキャンプ場、ここまで書いてきた通り入るまでが非常に大変なので連泊する方が多いという理由です。つまり11時を狙って到着しても意外と空かない…となることが多いです。
そこで、最低限知っておくべきなのが↓Twitterです。
Twitterは必ずチェック
道志の森キャンプ場は公式のTwitterがあり、現在の空き状況や帰宅予想などかなり大事な情報を呟いてくれています。特に入場規制をしている場合などもありますので、これは必ずチェックしてください。
アクセス
キャンプ場が非常に多いエリアです。
住 所:〒402-0223 山梨県南都留郡道志村10701
電話番号:080-4444-2440(9:00~18:00)
- 車の場合
中央道から相模湖ICから約1時間、もしくは都留ICから約40分
- 電車の場合
都留市駅からタクシーなど行けなくもないですが、あまり現実的ではないです。
フリーサイト
自然に近い雰囲気のフリーサイトが全容を把握できない程広がっています。
初めて行く際は是非探検してみてください。
あ!ここもサイトか!となって非常に楽しいです。
※直火、スピーカーは禁止です
オススメサイト
ファミリーキャンプの場合はプール周辺が何かと便利で一番の候補です。(コロナの影響でプール自体は休止しています…)
ソロキャンプで人込みを避ける場合は、管理棟を中心に離れていけば行くほど静かになっていきます。サイトマップに載っていない仮設のトイレ(冬期は閉鎖)もちょこちょこ置いてあります。
ですが、オススメは車を停めてちょっと林間に入っていったところです。
道志の森の魅力である、野営のようないつもと違った雰囲気を感じるなら、道路沿いに車を停めて少し離れたところに張ってみるのもオススメです!
推奨ペグ
見た感じほとんどが砂利のような地面で、ちょい硬いかなー程度でした。風がめちゃ強い訳でもないので、通常のアルミペグで十分です。
トイレ
プールや管理棟付近は普通のトイレですが、仮設トイレは多少の覚悟が必要です。
そして大事な初見殺しポイントをお伝えしておきます。
トイレットペーパーを持って行ってください。
もはや道志の森あるあるレベルなのですが、常設のトイレットペーパーが非常に心もとないです。帰宅キャンパーが帰る前に残ったやつ置いてったんかな?と思えるくらいには心もとないです。
滞在中の皆さんがトイレットペーパーを手に持ってウロウロしているくらいにはあるあるなので、是非自前をお持ちください。
キャンプ場内の設備
管理棟
営業時間は9:00~17:00で、売店も併設しています。
一般的な調味料、氷などが最低限の商品は置いてあります。そしてここでは特に大事なトイレットペーパーもあります。基本的には事前の買い出しをオススメします。
針葉樹1束400円
広葉樹1束500円
ゴミ捨て場
初見殺しポイントです。ゴミはすべて持ち帰ります。
消火した灰や薪なら管理棟で処分してくれるようです。
シャワー
コインシャワーがありますが、現在はコロナの影響で休止しています。
周辺の施設
最寄りのコンビニ、スーパー
基本近くにはありません。
- ローソン山中湖石割店が、車で20分
- スーパーオギノ山中湖店が、車で30分
ですが、近くにある道の駅どうしがオススメです。
この道の駅どうしは東京のバイカーがとりあえずここを目指してツーリングするという有名な場所です。
地元の特産品であるクレソンやその関連商品がめちゃ売ってます。
観光スポット
あまり無いのですが、このエリアは紅葉がとてもきれいです。
四季を通して自然を感じられるエリアなので、ツーリングにピッタリなスポットなのも納得です。
温泉
最寄りは道志の湯が車で15分ですが、かなり混みます。
立ち寄る場合は、最終受付が18:15なのでご注意ください。
注意点
自然が故の音と虫
川沿いのエリアに設営することが多いと思いますが、この三ケ瀬川はわりと勢いが強くて特に水量が多い時は結構うるさいです。
騒がしい人が近くにいる時はありがたいですが、眠りを妨げられる可能性があります。
そして、当然注意が必要なのが虫さんです。
過去一番虫に悩まされたのがこの道志の森キャンプ場です。夏場はパワー森林香を投入してもかなりの確率で虫が寄ってきます。
虫を避けて冬場に行くと、今度は想像以上の寒さとトイレの閉鎖が待っています。
それならば、と過ごしやすい春や秋に行くとめちゃ混みます。特に紅葉シーズンの週末はかなり過酷です。
それぞれの時期に相応のリスクがあることをご承知おきください。
ある程度の運転技術が必要
特に場内は道幅が非常に狭いところ(すれ違えない、Uターンできない幅)が結構あります。また起伏も激しめです。
さらに冬場は凍結している箇所も多いので、慣れていない方はかなり注意が必要です。
基本車でサイトを探して彷徨うと思うので、運転に自信がない方はせめて空いている日程が無難かも知れません。
感想(まとめ)
雰囲気が最高にかっこいい
野営に近く、木々が残り色んな設営方法を試せるサイトが川沿いに多く存在しています。そして何よりかなり広いです。予約が取れなくても頑張ればこの四季も感じられる圧倒的な雰囲気の中で無骨なキャンプができます。
特にブッシュクラフトに憧れている私のような初心者キャンパーは一度は行ってみて欲しいです。
初見殺しポイント
①大人気なのに予約不可(土曜日なら朝7時には到着すべき)
②トイレットペーパーを持っていくべき
③ゴミはすべて持ち帰り
以上の三点は特にご注意いただきたいポイントです。
キャンプをしていると色んなところに行きたくなるのは私だけではないはず。
特に聖地とよばれるキャンプ場には一度は行ってみたいものです。
道志の森キャンプ場は数ある聖地の中でも、一際かっこよく、一際むずかしいキャンプ場だと思いますが、それ故に自分なりの楽しみ方を見つけたいキャンプ場でもあると思います。
おじいちゃんになってバイクでフラッと道志の森キャンプ場に行けるようになるのが、私の人生の目標です(笑)
この聖地で渋いキャンプができるベテランキャンパーになれるよう、一緒に楽しみましょう!
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