キャンプ場を色々探していると、絶景を堪能できるキャンプ場がたくさんあることに気付きます。
その中でもとんでもない人気を誇るキャンプ場があります。それが
ほったらかしキャンプ場
どれほど予約が取りにくいかというと、平日も含めた予約可能な3ヶ月間が全て埋まるほどです。
人気の理由はいくつもありますが、そもそも関東近郊で「絶景を楽しめる温泉」と言えばほったらかし温泉!と名前が挙がるほど、このほったらかし温泉は有名です。
特にすごいのが、絶景の街並みから昇る朝日で、全国からファンが訪れるほどです。
当然朝日を見るには早朝に到着する必要がありますが、隣接するキャンプ場に泊まれば余裕ですよね?
これだけでも予約が取りにくい理由がお分かりいただけると思います。
さらに!このキャンプ場非常に「映える」仕掛けが満載なことでも有名です。
前置きが長くなり申し訳ありません。とにかく予約を取るのが大変ですが、
一度は行ってみたいキャンプ場なのです。
今回はまだ行ったことのない方に予約の取り方や、オススメサイト、注意点などをお伝えします!
基本情報
宿泊施設と宿泊料金
サイトの種類が多いので金額を含めた詳しい情報はサイト欄でご紹介します。
ざっくり言うとソロキャン4,000円~、コテージ20,000円~です。
小屋付きのサイトやキャンピングカーなどが借りられます。
チェックイン&アウト
チェックイン :13:00~17:00
チェックアウト:~翌11:00(小屋付きサイトは翌10:00)
※アーリーチェックイン:11:30~
レイトチェックアウトはありません
予約のキャンセル
予約完了メールのリンク「キャンセルはこちら」から
2日前以前 :無料(キャンセル料は掛かりません)
1日前 :利用料金の70%
当日と連絡なし:利用料金の100%
日本一予約が取れない!?
そういった声が多くあがるほど人気のキャンプ場です。
まずは2022年7月8日現在の空き状況をご覧ください。
これは特定のサイトを表示したものではありません。全サイト表示です。
平日1日以外のすべてが「満」と表示されています。
そしてここから言えることは予約できたらラッキー!行けたら行こう!状態だということです。
ただそれでは、計画を立てにくいので、週末土曜日の予約を勝ち取るにはどうすればいいか?
予約開始時間から10分以内に申し込んでください!
この表現はおおげさではありません。
希望のサイトがあるなら10分以内に申し込んでも取れない可能性があります。
実際に私は1月という倍率低めの土曜日に行った際、一瞬で予約が埋まっていくのを目の当たりにしてます。このキャンプ場の予約戦争はとりあえず予約申し込みをしてみて、取れたら人を集めて行く!という方が多いです。つまり希望の日程、サイトがあるならなおさら開始5分以内に申し込みましょう!
あとは、直近の平日の方がキャンセルが出て行きやすい傾向にあります。平日動きやすい方は今週空いてるかな?とちょくちょく見るほうがオススメです。
それではお待たせしました。本ページ最重要ポイントの予約開始時間をお伝えします。
ご予約3か月前の1日及び月初めの月曜日の9時~
※休日(祝日)を除く
つまり毎月1日に3か月後の1か月分の予約が一斉にスタートします。
上述の通り土曜日から埋まっていきます。
ちなみに先に提示した予約状況は7月8日時点。つまり1週間で3か月先の予約が平日含め完売です。
おわかりいただけただろうか…これが日本一予約が取れないキャンプ場の予約戦争でございます。
ルールもご確認ください
人気のキャンプ場、特にお子様が多いキャンプ場あるあるですが、トラブル回避の為にルールが細かく決められています。ほったらかしキャンプ場もその一つです。
予約が取れたら事前にルールをご確認ください。
予約
・予約変更はサイトではなく電話となります。
・一度に複数のサイトは予約できません。
・ご連絡なしの当日キャンセルは、100%のキャンセル料が発生いたします。
・宿泊予約についての営利目的等による転売を禁止致します。
・場内は、ご予約以外のお客様のご入場はできません。
ご友人等と合流される場合は、短時間でも別途料金が発生いたします。
防犯とプライバシー保護に努めていますので、ご協力お願い致します。
場内の過ごし方
・直火は禁止とさせていただいています。必ず、焚火台をご利用ください。
・22:00以降は、防犯のため場内手前のゲートを施錠いたします。
翌早朝、温泉のオープン時刻に開錠するまでの間、お車はご利用いただけません。
・ペット同伴のお客様は必ずリードをお繋ぎください。
・花火は、音の小さな手持ち花火のみご使用可能とさせていただいています。
・場内は急な斜面など危険な箇所がございます。特にお子様の行動には目を配り、
事故やけがの無いよう十分お気をつけください。また、斜面は登らないでください。
・当キャンプ場は、場内でのいかなる事故、けが、盗難等に関する一切の責任を負いかねます。
安全管理および施設管理上、好ましくない行為が行われた場合は、ご退場をお願いすることが
ございます。場内では、スタッフの指示に従っていただけますようお願い致します。
・場内では、徐行運転をお願いします。
場内には子供が多く、急に飛び出してくることがあります。
・夜間の車のドア開閉は、想像以上に音が響きますので、ご配慮ください。
・小屋、レンタルテント内は禁煙、ペット禁止です。
また、レンタル品を汚されたり破損された場合は、清掃、補修代金を頂戴いたします。
アクセス
都心からはちょうどいい距離
住 所:〒405-0036 山梨県山梨市矢坪1669-25
公式HP:https://hottarakashicamp.com/
車でしか行けません
中央道の勝沼ICかから約30分で、都内からなら約2時間(渋滞さえなければ…)という感じです。
このキャンプ場は山の上に位置しているので車でしか行けません。
その分景色もいい訳ですが、電車キャンパーには行きづらいアクセスとなっております。
サイト
オススメサイトはこちらです
サイトの種類が非常に多いので金額含めまずはを場内マップと金額一覧をご覧ください。
※支払いは現金のみ
各サイトで電源を利用する場合は+1,000円です。
サイトの電源の電力は800wなので、電子レンジやドライヤーは注意が必要です。
グランピング、バンガロー施設も充実しており、だいたい2万円~で利用できます。
基本的にはどのサイトも絶景です!ですがざっくり用途で分けると…
ソロキャンにオススメ → 区画サイト、ぼっちサイト
グルキャンにオススメ → ダイノジサイト、横浜サイト、頂上サイト
デュオキャンにオススメ → 区画サイト、ハナレサイト
愛犬家にオススメ → ほったらかしサイト
富士山が見える区画サイト、広めのダイノジサイトが特に人気で、
これらを狙う際はかなり早めの予約が必要です。
基本的にはどのサイトも絶景でトイレや水場も近いので快適に過ごせます。
個人的にはハナレサイトが静かで好きです。
推奨ペグ
サイトによって違いはありますが、地面がかなり固めです。
アルミペグが曲がった!という声もありますので鋳造ペグ(できれば30cm)が無難です。
デッキサイトは通常のペグは使えませんが、専用のペグを貸し出してくれるのでご安心ください。
キャンプ場内の設備
管理棟&売店
入口すぐで全体のちょうど中心くらいの位置に管理棟兼売店があります。
売店周辺にも気になるグッズ(空飛ぶ自転車、薪割り機など)もありますので、記念撮影もこの付近でできます!
営業時間:10:00~18:00
公式HP:レンタル・販売について – ほったらかしキャンプ場
主な商品:オリジナルグッズも豊富で基本的な消耗品はだいたい揃います
薪 800円
炭 800円/3kg
氷 300円/1袋
その他、氷やカップ麺などの消耗品
レンタル:テント6,000円~8,000円を始め、monbellの寝袋など色々取り揃えています。
その中でも一際目を引くのはキャンピングカーです。
サイト利用者なら12,000円で夢のキャンピングカーを借りられます!
場内利用専用ですが、とんでもない映えアイテムであることは間違いありません。
トイレ&水場
場内に5か所あり、すべて水洗のキレイなトイレです。
ファミリーでも安心して使えると思います。
水場もサイト入口など多く設置されていますので、洗い物の際も困りません。
ゴミ捨て場
ゴミは500円で引き取ってくれますので、受付の際に申し出てください。
※ビン、缶、可燃に分別が必要
灰捨て場はマップ上の「ドラム缶」で場内に4か所あります。
周辺の施設
最寄りのコンビニ、スーパー
高台にあるので、麓まで下りないとお店はありません。
セブンイレブン山梨万力店まで車で約10分
いちやまマート山梨店(イッツモア山梨店)まで車で約10分
ほったらかし温泉
どうせならほったらかし温泉に寄るのをオススメします。
冒頭でも書きましたが、絶景の温泉として関東近郊でも有名です。
壁、天井が無い開放的な景色を堪能できます!特に、朝焼け、夕焼けに染まる山梨の街並みを高台から一望できる露天風呂は長時間滞在される方が多いほどです。
名物は温玉揚げで、肉うどんやカレーも絶品ですので、旅の思い出にぜひお試しください。
ちなみにほったらかし温泉の注意点としては、入浴料800円が「あっちの湯」と「こっちの湯」それぞれにかかることと、バスタオルが購入のみで1,000円とわりと高いです!
ハンドタオルはお土産感覚で私も買いましたが、バスタオルは自前のタオルをお持ちになったほうがいいと思います。
あと、残念ながら混浴ではありません(笑)
観光スポット
エリアは山梨市、甲府市になります。富士急ハイランドがある富士吉田市はちょっと離れています。
このエリアにも観光名所はいくつもありますが…
- ワイナリー
- 奥藤本店の元祖鳥もつ
- 昇仙峡
辺りが行きやすくてオススメです!
昇仙峡はアクセスはあまり良くないですが、紅葉時期は非常にキレイで、ロープウェイに乗れば富士山や八ヶ岳、南アルプス方面の絶景が堪能できます!
ワイン、鳥もつなどの山梨名物も楽しみやすいエリアです。
注意点
崖が多い
お子様とのキャンプ、車の運転が不安という方は注意してください。
ルールでも「斜面には登らないで!」と書いていましたが、実際危ないです。
サイトは斜面を削り平らにした棚田みらいな状態をイメージしてください。サイトの向こうは崖です。
道も若干細目で斜面になっているので、運転しやすいとは言えないです。
当然柵が巡らされているので断崖絶壁を運転したりということは無いですが、好奇心旺盛なお子様が崖を登ったり柵をくぐるのは非常に危険なので、その点だけご注意ください。
標高が高いので寒い!天気も変わりやすい?
標高700mですので、市街地より4℃くらいは低いイメージです。
天気予報を調べる際は住所で検索しても出ないことが多いです。市街地の気温より寒いと思って行ったほうがいいと思います。逆に夏は快適そうですね。
私は1月に行きましたが、-10℃近くまでは下がりました。それでも快眠できたのはNANGA×山渓の厳寒期用マミー型シュラフ(3万5千円!!)をボーナスで購入したからです!(笑)
↑のような強シュラフじゃなくても大きければ安い寝袋はいくつもありますので、冬キャンプの際はこれを機に買っちゃうのもオススメです。私にとっては虫のいない快適なキャンプシーズンです。
感想(まとめ)
予約戦争が過酷…
最近は土曜日の予約はそもそも諦めて、ちょこちょこサイトを覗いて予約が取れたらラッキーくらいに思いながら有給申請した方がいいかなと思ってます。
他にも予約が取れない人気のキャンプ場はいくつもありますが、
私の体感でも一番過酷なのはこのほったらかしキャンプ場です。(次点が田貫湖キャンプ場です)
ただ、3か月先のキャンプを楽しみに待つのも意外と苦にならないくらいには、
どんな方でも楽しめるキャンプ場ではないかと思います。
キレイな夜景とおしゃれな設備
甲府の街並みを眺めながらの焚火が最高です。
特に冬は空気も澄んでいて星空もキレイに見えます。(注意!-10℃は覚悟してください)
初心者や家族連れでも楽しめる設備が目白押しで、飽きることはないと思います。
頂上のカフェまでのお散歩(ほぼ登山)も飽きないように途中に「どこでもドア」風のオブジェがあったり、キャンピングカーを借りられたりと色んな映える仕掛けがあります!
聖地と呼ばれる有名なキャンプ場で予約戦争が過酷なキャンプ場はいくつもあります。
その中でもこのほったらかしキャンプ場はその中でも随一の過酷さを誇ります。
ただ!そのとんでもない人気の理由はここまで書いてきた通り、絶景!おしゃれ!快適!温泉!と
総じて隙のないキャンプ場で、一度は行っていただきたいキャンプ場です。
富士山エリア、道志エリアなどのキャンプ場激戦区とは少し違う、
鳥もつとワインが有名な甲府エリアに足を伸ばすのに十分の理由になると思います!
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